海外旅行が好きで他の人とは違った珍しい体験や想い出作りに、珍しい希少な植物や変わった花びらの花を観てみたいという人はいませんか?
この記事では、HP管理人である花師ミナが実際にマレーシアに行き、噂でマレーシア・ボルネオ島にある「珍しい幻の世界一美しい花⁉」といわれている花を観てきました。
現地での実体験をもふまえてその幻の花について解説しています。
HP管理人花師ミナの詳しい紹介に興味ある方は、下記の記事を読んでくださいね。← ただいま工事中
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この記事を読んで、「珍しい幻の世界一美しい花⁉」であるラフレシアに興味を持ち、実際にマレーシア・ボルネオ島に行ってひと目観たくなるでしょう!
また、現地でしか体験できないツアーや体験をすることができますよ。
タイの花を紹介しています。

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珍しい幻の世界一美しい花⁉とは

幻の花ともいわれる「ラフレシア」は、マレーシアやインドネシアの熱帯雨林に生息する異臭を放つ世界一大きな花です。
「珍しい幻の世界一美しい花⁉」は、揶揄表現の意味としてとらえてください。
マレーシアを訪れる観光客の中には、マレーシアやインドネシアでしか観られない幻の花「ラフレシア」をひと目観たいという理由でマレーシア・ボルネオ島に来る人もいます。
なぜ「ラフレシア」は、希少な植物で「幻の花」といわれているのでしょうか。
理由は、マレーシアとインドネシアのみに生息し開花が数日しか続かず、森林開発や森林破壊により絶滅の危機にさらされているからです。
そんな希少価値の高い花で珍しい幻の世界一美しい花⁉「ラフレシア」をひと目でも観ることで、一生に一回観るか観られない現地のみでの体験ができます!
参考:国立環境研究所「世界最大の花・ラフレシアの新産地とその生態の解明 ~地域社会による生息域内保全の促進に期待~|2021年度」
珍しい幻の世界一美しい花⁉「ラフレシア」の特徴と種類

希少な植物で幻の花「ラフレシア」の特徴や種類などを解説いたします。
なぜ、ラフレシアが希少価値の高い花で絶滅の危機にさらされているのでしょうか?
ラフレシアについてさらに興味が湧き、ひと目観てみたいと思うことでしょう。
ラフレシアが咲くボルネオ島とは
マレーシア・ボルネオ島は、赤道直下に位置する東南アジア最大級の島のひとつ。世界で3番目に大きな島で、インドネシア・マレーシア・ブルネイの3カ国にまたがっています。
緑豊かな熱帯雨林に覆われ、多様な動植物が息づく「生物多様性の宝庫」とも呼ばれています。中でも、「世界最大の花」とされるラフレシアが自生することで知られ、自然愛好家や植物ファンにとっては憧れの地です。
ラフレシアが咲く場所
ラフレシアは、ボルネオ島・マレーシアサバ州キナバル山周辺や、サラワク州とインドネシアのスマトラ島やその周辺のみに生息しています。
つまり、限られたエリアでしかみることができません。咲いているタイミングや場所が非常に限られていることから、「幻の花」と称されているのです。
ラフレシアの特徴
変わった花びらの花で白っぽい斑点が散りばめられた赤い5枚の花びらに、花の中央には大きなポットのような形をしており30個ほどのトゲのような突起状があります。
葉・茎・根を持たず、光合成によって有機物を合成することができません。ハエを媒体として受粉しつぼみとなり、ブドウ科の植物に糸のような細胞を食い込ませて栄養を取って育つ独自の生態をもつ希少な植物です。
花の大きさは世界一ですが、匂いも強烈で世界一の部類にはいります。その匂いは、動物の死骸が腐った・トイレの悪臭のような匂いともいわれています。(受粉活動のためにハエをおびき寄せるため)
ラフレシアの種類
ラフレシアは全部で28種類あり、ボルネオ島では9種のラフレシアがみられます。
世界最大の花といわれている種類は、「ラフレシア・アルノノルディイ」という花です。
マレーシア・サバ州でみられる種類は、
- ラフレシア・ケイティ
- ラフレシア・プリシィ
- ラフレシア・テングゥ-アドリンィ
の3種で、直径50㎝にも満たない小ぶりな花です。
なぜ「幻の花」といわれるのか?
なぜ、ラフレシアは「幻の花」といわれるのでしょうか。
その理由は、葉・茎・根を持たず他植物から栄養を取る寄生植物のため生存確率が低く、花の開花期間が5~7日と短いためです。また、森林開発や破壊減少によってラフレシアも減少しています。
このような理由からして「幻の花」といわれています。
参考:国立環境研究所「世界最大の花・ラフレシアの新産地とその生態の解明 ~地域社会による生息域内保全の促進に期待~|2021年度」
珍しい幻の世界一美しい花⁉「ラフレシア」をボルネオ島で観られる場所

希少な植物「ラフレシア」は、マレーシアで観光客や一般の人が観られる場所はどこにあるのでしょうか?
それは、サバ州の州都・コタキナバルから車で約1時間半ほど走った場所の「キナバル国立公園のポーリン温泉付近の私有地」にあります。
実際にHP管理人花師ミナが行った場所でもあり、ツアー専門 VELTRA(ベルトラ)「世界遺産キナバル公園/ポーリン温泉」のツアーに申込をして、ガイドさんに連れていってもらいました。
サバ州には上記の場所以外でラフレシアを観られる場所があります。
ただ日帰りで開花しているラフレシアに遭遇する確率が高いのは、上記の場所になります。また、各旅行会社がツアーを催行しているので申込みをすることをすすめます。
また花が開いている期間が非常に短いため、運とタイミングが必要なのです!
キナバル国立公園・ポーリン温泉付近の私有地について
世界遺産のキナバル国立公園内にあるポーリン温泉の近くに、個人の土地がありその私有地にラフレシアが咲いています。
私有地に案内人がいて、入場料を払えば案内をしてくれます。
ポーリン温泉
住所:89300 Ranau, Sabah, マレーシア
営業時間:08:00~16:00
ラフレシアの開花情報
ポーリン温泉付近にある私有地の道ばたで、開花していれば看板が出ていることで開花状況がわかります。
例えば、「Day 2」「Day 5」と看板に表示されています。
ラフレシアの様子
私有地の案内人に、入口から歩いて数分の場所のラフレシアを案内してもらいました。

途中、花のオブジェなどもありました。
ラフレシアの茶色い蕾もありました。

悪臭もなく大きいラフレシアではありませんでしたが、お花が好きな人にとって希少価値の高い花に出逢えた感動の体験でした!
参考:コタキナバルの観光・オプショナルツアー専門 VELTRA(ベルトラ)「世界遺産キナバル公園/ポーリン温泉」
珍しい花植物一覧・ボルネオ島
ラフレシアの他に、マレーシア・ボルネオ島にあるキナバル公園内の山岳植物園(タマン・ボタニ植物園)で希少な植物と珍しい花一覧を観られます。
その山岳植物園で、実際にHP管理人花師ミナが観てきた花植物を7つご紹介しますね。
ボルネオ島でしか観られない花や珍しい花で綺麗なものがあり、希少で観る価値があります。
ポドキラス・ミクロフィラス(Podochilus microphyllus)

世界一、二位を争うボルネオ島でいちばん小さい花で、白い花の大きさは3㎜しかない。
メディラ・マグニフィカ

垂れ下がるように密につくベル状の花で、ブドウのようにみえる。
ウツボカズラ

花蜜や花や壺状の葉の色で、昆虫などをおびき寄せて捕食する食虫植物。
ラン(ボルネオ島限定)

珍しいランの花で、ボルネオ島のみでしか観られない。
さるすべり

猿も滑り落ちるほど木の幹がなめらかである。
つる状の茎(名前不明)

おそらく他の植物に寄生しているつる状の茎。
苔(こけ)

木に生えていた苔(こけ)。キナバル山岳植物園内にいたる所に生えていた。
キナバル公園内のタマン・ボタニ植物園
住所:Kinabalu Park, 89300 Ranau, Sabah, マレーシア
参考:コタキナバルの観光・オプショナルツアー専門 VELTRA(ベルトラ)「世界遺産キナバル公園/ポーリン温泉」
参考: オンラインでの植物識別「PictureThis – 植物識別アプリ」
まとめ

珍しい幻の世界一美しい花⁉の「ラフレシア」は、幻の花ともいわれ悪臭を放つ世界一大きい花で、マレーシアやインドネシアのみに生息する絶滅危機にある希少な植物です。
まとめのおさらいとして、
- 希少価値の高いラフレシアの特徴や種類
- ラフレシアが「幻の花」といわれている理由
- ボルネオ島でラフレシアを観られる場所について
- ボルネオ島で観られる珍しい花一覧の紹介
といった内容で解説をしています。
ラフレシアに出会うには、自然とのタイミングを合わせるしかありません。でもその儚さこそが「幻の美しさ」の理由。
マレーシア・ボルネオ島は、そんな奇跡の花との出会いを叶えてくれる場所です!
珍しい花たちに囲まれた大自然の中で、ただ静かに息をのむ時間は、きっとあなたの人生の中でも一生忘れられない記憶になるはずです。
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