この記事を読んでいるあなたは、もしかしたら
- 「聴覚障害者をもった人は仕事ができない?」
- 「ちゃんと言っていることを理解しているのかな…」
- 「きこえない人ってどんな人なんだろう」
- 「自分が聴覚障害者で、周囲や仕事でのコミュニケーションに問題を抱えている」
といった、聴覚障害者への疑問や理解ができないもしくは理解しようと思っているかもしれません。
そこで、この記事ではそんな聴覚障害者への疑問や不思議に思うことに対して、このHPの管理人でほぼ健常者の世界で育ってきた聴覚障害をもった当事者でもある花師ミナ(@hanashimina8737)が、自身の経験と花仕事をとおして経験したことからの視点で解決していけたら!と。
具体的には、おもに
- 聴覚障害者とのコミュニケーション方法や接し方がわかる
- 聴覚障害者が社会で生きていくための方法や対策または解決
- 聴覚障害者(難聴・ろう者など)への疑問や不思議に思うことが解決
といった内容をご紹介していきますね。
この記事を最後まで読んでいただいて、あなたの「聴覚障害の人は仕事ができない!?」という先入観や誤解が少しでもなくなれば良いなと思っております。という、私自身も聴覚障害をもっていますし、過去にいろいろとコミュニケーションなどでたくさん悩んだので…少しでも理解者が増えるとありがたいです!
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【聴覚障害について】聴覚障害の人は仕事ができない!?
最初に、「聴覚障害ってなに?」と思う方がいると思います。そういった方に向けて、ざっと簡単にお話しますね~!
聴覚障害とは?
音が聞こえないもしくは聞こえづらい状態のことをいいます。生まれつき聞こえない人や途中で病気やなんらかの原因で耳聞こえづらくなったり聴力が落ちてしまったという中途難聴者の方もいます。
難聴の種類には、大きく分けて…「伝音性難聴」と「感音性難聴」があります。ほかに、「混合性難聴」というのもあります。
- 「伝音性難聴」→外耳から中耳に障害がある
- 「感音性難聴」→内耳から聴神経にかけて障害がある
【口コミ相談】聴覚障害の人は仕事ができない!?
参考に、仕事上での聴覚障害者への対応やコミュニケーション問題などの口コミ相談を調べてみました!職場の同僚や仕事で身近にいる聴覚障害者と接している方がどういったことで悩んだり疑問に思ったりしていることがわかると思います。
「仕事での健常者から聴覚障害者への対応や疑問」と「聴覚障害者の仕事での悩み」を中心に載せますね。
仕事での健常者側の口コミ質問・疑問
耳が聞こえないのに言葉が話せるのは驚いた。外国語は耳から覚えてるので。
聴覚障害者の方と仕事をするようになりましたが上司と上手くいっていないようで、上司が席を外すと周りの人に上司に怒られたことやコミニュケーションが上手くいかないことを毎日のようにぐちってきます。 仕事で融通がきかないことも多々あります。 聴覚障害者の方と上手く付き合うにはどうしたら良いのでしょうか?
聴覚障害の方を支えるお仕事にはどんなものがあるでしょうか? 学生時代に聴覚障害を持つ友人に何かと助けられた経験から 恩返しをしたいとおもい、聴覚障害の方を支える仕事につきたいと考えるようになりました。
聴覚障害者が聞こえる人の職場の会議に参加する場合に何が必要かどんなモノやサービスが利用できるか、どんなやり方があるかなどを教えてださい。
同じ仕事をしている聴覚障害がある職員さんとの会話について… 口話ができる方で失礼な対応ではないか心配になり、相談です。 聴覚障害のある方が口頭で会話しようとしてくださっているのに、私(聴覚障害なし)が筆談をお願いするのは失礼にあたるのでしょうか?
仕事での聴覚障害者側の口コミ悩み
仕事での内容などを紙に書いてもらう事は出来るのでしょうか? 聞き間違いが多く、仕事のミスが多いです。
聴覚障害の悩み事なんですが、 会社の人誰とも仲良くしたいのに友達になれるきっかけがありません。 私ばかり話しかけるだけで 相手からは話しかけてくれません。
私は聴覚障害者です。言葉も発音だめです。朝仕事出勤しおはようございますってあいさつ言えず軽く頭下げて挨拶したつもりで突然ブチ切れた状態でなんで挨拶しないのって怒鳴られました。その時真っ白にな りどうしょうもなくすぐ早退しました。
聴覚障害者と健常者とも、お互いにいろいろと考えたり悩んだりしているのですね~!
【対策方法】聴覚障害の人は仕事ができない!?
聴覚障害者は、耳が聞こえないがために周りからの情報が入ってこないのとコミュニケーションが取れないことが非常に多くあり、周りの状況や環境に対して判断や雰囲気を読み取れずに、誤解やズレが生じることがたびたびあります。
同じ難聴者でもある私も、いまもよく勘違いをしたり、状況が判断できずにやらかしちゃったりすることがたびたびありますね。そういう時は、ものすごく恥ずかしいし…「またやっちゃった???」と心の中でぺろっと舌を出しちゃったりすることもたびたび。
そういう時は、もうこればかりは努力とかではどうにもならないですし、もう起きてしまったことや過ぎてしまったことに対してはなるべく切り替えを早くするようにしています。(たまに、状況によってはものすごく落ち込んじゃったりしますが…)
なので、聴覚障害の人は決して悪気があって行動しているわけではないと思うので、健常者の皆さんも切り替え早く大目にみてもらえると助かります!
どのような誤解やズレがあるのかを、大まかな例をあげてみますね。
あいさつをしない・されなかった
これは、よくある事例かと思います。「おはよう」と遠く離れたところや後ろや横から声を出して言ってみたところ、聴覚障害者は気づかずに通り過ぎたり無視をするような態度を取る人がいるかもしれません。
それは、声がきこえない・気づかなかったパターンが多いのが事実です。それは、決して無視しているわけではないのです。
言っていることが理解してない・伝わらない
聴覚障害者の人に対して、仕事や大事な話をする時に自分の言っていることが伝わっていない・なかなか理解していないことが多いと思います。特に仕事での大事なやり取りでは、どうしても外せないシーンですよね。
聴覚障害者の人も、きっと必死に理解や聞き取ろうとしている努力はしていると思います。ですが、どうしても限界があります。仕事上でのトラブルを最小限におさえるには、事前対策の必要となります。
状況を把握していない行動や言動を取る
ときどき、聴覚障害者の人が周りや雰囲気にそぐわない行動や言動をすることがあると思います。それは、耳からの情報や周りの話がきこえないから状況判断ができずにいる場合があります。
ですが、なかには周りの雰囲気や顔・しぐさなどを見ながら様子をみて判断する人もいます。私もよく周りをきょろきょろしながら見ることも多いですし、皆さんの顔の表情などをもみて判断することもあります!
なので、聴覚障害の人は決して悪気はないのです。
こんな感じで、大まかに対策方法をあげてみましたが、他になにか聞きたいという方はコメントをいただけると嬉しいです!
【コミュニケーション手段】聴覚障害の人は仕事ができない!?
聴覚障害の人とのコミュニケーション方法や手段ツールについて載せますね!
筆談ボード
持ち歩きができる筆談用のボードです。ボタンクリックで、文字や文を消すことができ何回もく繰り返し使えるので便利です。もしかしたら、聴覚障害の人で持っている方が多いかもしれません。
透明マスク
聴覚障害の人は、口のかたちで読み取ってお話を理解します。いま、コロナウイルスの影響でマスクで口元が隠れてしまうので…私たち聴覚障害の人はコミュニケーションに支障をきたしていることが大変多くあります!
なので、もし口もとを見せることに抵抗がない方はぜひ透明マスクをつけることをすすめます。透明マスクをつけて、口もとを大きくはっきりゆっくりと話していただけると助かります。
音声文字変換アプリ
声を文字に変換できるアプリがあるので、スマホやタブレットなどでにダウンロードをしてコミュニケーションを取る方法もあります。これですと、マスクをつけたままでも話を理解してもらえると思います。
この「Group Transceibe」は、非常にほぼ正確に文字変換してくれるので優秀です。ただ、30分しか使えないので都度更新が必要なのとiPhoneユーザーしか使えないのが難点でしょうか!
他に音声文字変換アプリでは、「UDトーク」などがあります。
筆談ノートとペン
手話
聴覚障害の人は、口話よりおもに手話を第一言語として使っている人が多くいます。手話に興味がある・少しできる方がいましたら、お話する時に手話を使って仕事でのコミュニケーション手段を取るという方法もあります!そしたら、聴覚障害の人はきっと喜びます!
文字チャットやEメール
もはやリモートワークやテレワークなどで定番となっている文字でのやり取りツールですね。おもに、Eメールはじめ「チャットワーク」や「slack」などでしょうか。これですと、聴覚障害の人に正しく間違いなく大事な用件や仕事の指示などができますね!
【まとめ】聴覚障害の人は仕事ができない!?
これで、聴覚障害の人へのコミュニケーション手段や対応方法が少しは理解できたでしょうか?
まとめとしては、
- 聴覚障害の人のそれぞれの特徴を知ることで、その人に合った対応をする
- 相手は、話や内容を理解することにできることはしているが限界があることも知る
- できるだけ目に見える方法でのコミュニケーション手段をはかる
できることとできないことまたは得意・不得意があるので、得意分野を圧倒的に伸ばすというのも方法のひとつですね。
聴覚障害の人は、身体的な欠陥がなく目に見えないコミュニケーションツール手段が欠陥しているので、なかなか理解されにくい面があります。繰り返し伝えてしまいますが、決して悪気があるわけではないので、長い目でみてもらえれば嬉しいです!
これで、
「聴覚障害の人は仕事ができない!?」
といった先入観や疑問や不思議に思っていたことが、少しは消えたでしょうか。