いま、1年以上つづいているコロナウィルスの影響で、お家にいる時間が増えたりテレワークや在宅勤務をしている人も多いと思います。そのため、お家や部屋が快適でリラックスできる心地よい空間が必須になってきますね。
その快適でリラックスできるお家や部屋づくりのアイテムの1つである室内に置く観葉植物があげられますが、
- どんな室内観葉植物がよいのか?
- 部屋に置けるおすすめの観葉植物を知りたい
という方もいると思います。
この記事では、毎日お花と観葉植物が身近にある環境での現役フローリスト目線から、室内に置くどの観葉植物を選んでよいのかあなたの悩みを解決することができます!
ここでは、
- 室内に置く大きめサイズ観葉植物のおすすめ
- グリーンがもたらす効果
- 鉢の大きさ種類
- 観葉植物選びのポイント
を紹介していきます。
ざっと読めますし、これから室内や部屋に置く大きめサイズの観葉植物を購入する前にひと目読んでおくと、きっとあなたのお家や部屋で快適に過ごせる観葉植物が見つかること間違いないです!
室内に置く大型観葉植物おすすめ~活かし方と効果~
お家や部屋の中で、大型観葉植物含め観葉植物を置いたり飾ってあったりすると、なぜかホッとして心が安らぎますね。
観葉植物は、観賞用としての自然の豊かさや癒しの効果があるだけでなく、部屋の雰囲気づくりやインテリアとして使われたりするなど幅広い効果やさまざまな活かし方があります。
まず、観葉植物とは?
観葉植物とは、観賞用として楽しんだり癒し効果を目的として育てられる植物のこと。
植物というと、畑や庭の花だんで栽培されたり山森林などに多く自生しているイメージが強いですが、そのなかでも室内の環境でも比較的育てやすい種類のものが観葉植物として扱われています。
室内や部屋のなかで育てる場合、外の環境に比べるとどうしても日当たりが少なくなってしまいますが、その観葉植物に合った育て方や扱い方を知り、また観葉植物のなかには水やりの必要がほとんどなく扱いやすいものもあって、比較的じょうぶに成長してくれるため室内環境でも安心して育てることができます!
リラックス効果がある
森林浴や山のなかをハイキングしたりしていると、不思議と心が安らいだり、爽やかまたは落ち着いた気持ちになれたという経験がある人が多いのではないでしょうか。
これは、植物から発生している「フィトンチッド」という成分で、殺菌力や消臭効果があり脳内のα波生を促進させ自立神経バランスを整える香りがあります。森林や山には、さまざまな生物がいるのに、嫌な匂いがしないのはこのフィトンチッドのおかげでもあります。
このように、お家や部屋のなかに観葉植物が身近にあることによって、気持ちが落ち着きリラックス効果があります。
空気洗浄と除湿の効果がある
在宅勤務やステーホームなどでお家にいる時間が長いぶん、エアコンなどの影響で部屋が乾燥していると肌パリパリ・目ショボショボするなど健康や美容に困ったことになることもあると思います。
植物は、光合成を行うことで二酸化炭素を分解して酸素を生み出し、空気中の有害物質を吸収してくれてもいます。つまり、室内や部屋に観葉植物を置くと酸素が多い空間になりますね。
空気洗浄に関しては、アメリカの航空宇宙局・NASAでも研究が進められてきて下記のように公表しています。
屋内の観葉植物が空気中のベンゼン、ホルムアルデヒド、トリクロロエチレン、キシレン、トルエン、アンモニアなどの有害物質を自然に除去し、シックハウス症候群の抑制に一定の効果をもたらすことが判明した。
宇宙ステーション内の空気清浄法を研究するNASAの部署が、1989年に最初の植物候補を発表した。植物が自然に行う二酸化炭素を吸収し酸素を放出する作用の他、これらの植物は上記有害物質の大量除去に役立つ。
また、除湿は、植物は根っこから吸い上げた水分を葉から蒸散させる作用があるため、部屋を適度な保湿を与えてくれます。
上記のように観葉植物は、「天然の空気清浄器・加湿器」ともいわれるように自然の空気洗浄と除湿が実現できます。これで、健康や美容の悩みは解決できそうですね!
目の疲れが回復する
コロナの影響で、在宅勤務やデスクワークなどで長時間PCやスマホを眺めることで目を酷使しがちになり、目が疲れやすくなっていませんか?
そんな時に、手を休めて観葉植物を眺めてみましょう。植物の「緑色」は、目の疲れを緩和してくれる働きがあり、大脳皮質を活性化させるともいわれています。また、植物は、乾燥をも防いでくれ、目の乾きも抑えられます。
目が疲れた時は、たまに観葉植物をみて目を癒すようにしましょう。
風水で幸運を引き寄せる⁉
風水開運アイテムとして注目されている観葉植物を室内や部屋に置くことで、運気を上げてみませんか?
風水とは、約4000年前に中国で生まれた環境学で、あらゆるものが持っている「気」の力を利用して運気を上げるというものです。開運方法のひとつとして、観葉植物は手に入れるのが簡単ということもあり効果が期待できるのが人気です。
観葉植物には、土に根を張る「大地のパワー」・太陽へと伸びる「太陽のパワー」水を得て生長していく「水のパワー」・植物自体の「生命パワー」などといった自然のエネルギーがふんだんに秘められており、運気を上げる「万能のアイテム」とされています。
リビングや寝室・玄関などあらゆる場所で効果を発揮し、悪い気を吸収して気の流れを良くしてくれるので、観葉植物を置くことで「気」の流れに乗せて運気を上げていきましょう!
インテリアを楽しむ
観葉植物を部屋や室内に置いておくだけで、部屋のインテリアになじんでお洒落な部屋になります。植物の緑色グリーンは、どんなインテリアにもなじむ色である。
また、置く場所によって部屋の雰囲気を変えたりすることもでき、鉢カバーを変えるだけでも観葉植物の雰囲気をがらりと変えたりするなど、コーディネートも可能です。
その部屋に個性や印象に合った、葉のかたちや付き方などが違ういろいろな観葉植物や色やデザインの違う鉢カバーを選ぶ楽しみもありますね。
観葉植物の成長を楽しめる
観葉植物は目で楽しむだけでなく、自分の手で手入れをし育てる成長を楽しめることができます。ふだんの水やりやじっくり手間をかけた分だけ美しい植物の姿に成長を返してくれる喜び・まるでペットのように生き物に触れることで愛着がわくでしょう。
観葉植物を身近に置くことで、毎日が小さな幸福感を味わえることができます。
室内に置く大型観葉植物のおすすめ5選
室内に置ける大型観葉植物といっても、いざ購入しようと思っていても、いろいろな種類やたくさんあってどれを選んでよいのかわからない方や迷っている方が多いと思います。また、育て方やお手入れ方法なども知らないこともありますよね。
そんなあなたに、おすすめの大型観葉植物を紹介したいと思います!
パキラ
パキラは、常に観葉植物人気ベスト5くらいに必ず入っていて花屋やホームセンターにも常時販売されている商品でもあり、美容院やカフェなどでも置いてあるのをよく見かけますね。幹が、存在感ある1本タイプや複数本の幹が編み込まれたタイプのがあります。
- 科名:アオイ科
- 原産地:メキシコ~中央アメリカ
- 耐陰性:ある
- 耐寒性:普通
- 乾燥:強い
すらりと伸びた幹に大きな葉をつけ、幹の根元が太くなるユニークな植物です。原産地では水辺に生えており日当たりを好みます。
手を広げたように放射線状に広がる葉は、5~7枚くらいのボートのかたちをしておりツヤがあり、幹の内部は海綿状でやわらかいため、幹をひねったり編み込んだりすることができます。ミニ観葉で出回っていることも多く、大小の幹や複数の幹がねじれたタイプなどいろいろとバリエーションも豊富です。
日当たりを好む。耐陰性に強く日当たりが悪い場所に長時間置くと、軟弱になり枝はが折れやすくなるので、できるだけ日光に当てた方がしっかり育ちます。春~秋は、屋外の日当たり良い場所に置き、冬に気温が下がってきたら室内に取り込みます。(冬越しには5℃以上が必要)
乾燥に強く、年間を通して土の表面が乾いてきたら水をあげれば十分です。
カイガラムシ・ハダニ。年間を通して発生するので、見つけたら早めに薬剤散布で駆除します。
パキラは、風水学では運気を集めさらにその運気を強めるとされており人気があります。
その理由は、
- パキラは「発財樹」ともいわれており、丸みを帯びた葉をたくさん茂らせることから古くから商売繁盛の樹として金運アップの象徴のような存在
- 葉の形だけでなく葉の茂り方も丸みを帯びているので、調和をもたらし人間関係の運気が上がるともいわれ、家庭の調和・恋愛運アップも期待できる
- 上へ伸びていくパキラには、仕事運や勉強運のアップにも良い
- 下向きに葉を生やす植物は、気をしずめる効果があるともいわれており悪い気を吸収してくれるとされている
このようにパキラには、「金運」「商売繁盛」「人間関係の調和」「恋愛運」「仕事運」などオールマイティーに運気に強い力を持っています。
パキラの花言葉は、「快活」と「勝利」です。ビジネスや仕事運を高めたい人におすすめの花言葉なので、よくお祝いに贈る観葉植物として人気があります。
フィカス・ウランベータ
フィカス・ウランベータは、ハート形のかたちをした大きな葉が特徴であり、多くの場所で親しまれています。数十年くらい前からインテリアグリーンとして美容院やお店などに飾られるようになりました。
- 科名:クワ科
- 原産地:熱帯アフリカの低地
- 耐陰性:普通
- 耐寒性:弱い
- 乾燥:
クワ科のフィカス属(イチジク属)に分類され、おおきな葉っぱがインパクトであり可愛らしいハート形をしているので人気があります。オフィスやお店に限らず一般の家でも置かれているのをよく見かけます。ゴムの木の仲間で、フィカス属にはベンジャミンやガシュマルも含まれます。
原産地の熱帯アフリカでは、10mもの高さになる常緑中高木だが、日本では室内観葉植物としてのウランベータは、約50㎝~1.5mほどのものがあります。
ウランベータは、花を咲かせることはないですが、花嚢と呼ばれる梨のような小さな実をつけることがあります。
ウランベータは、日陰に強いため室内でも育てられますが、日当たりの良い場所が好みです。室内であれば、レースカーテン越しの窓際や明るい日陰などに置くとよいですが、夏になると強い日差しには弱いので直射日光には当てないでください。
特に、西日に当たると葉焼けを起こし、葉の色が黄色くなったり変色してしまうので注意が必要です。
風通しが悪いと病害虫が発生しやすくなるので、風通しの良い場所に置くとよいです。また、エアコンや室外機の風が直接当たると傷む原因になるので、注意しましょう。
土の表面が乾いた時に、鉢底から水が流れ出るくらいにたっぷりと水やりをします。ただ、葉を落として休眠状態に入ったウランベータには水やりをひかえ、休眠が明けるのを待ちます。
ウランベータは、葉が大きいがためよく蒸散を行うのと、ほこりがたまりやすいので、水やりと一緒に葉水(霧吹き)での水やりをも忘れないようにしましょう。
葉が大きく広いので、害虫がつきやすく葉っぱが枯れてしまうことがあります。ハダニ・カイガラムシが多く、日照り不足や根腐れの時は注意が必要で、殺虫剤や殺菌剤をまくと良いです。
さらにかかりやすい病気で、葉っぱにうどんこ病という白い病斑が出ることがあるので、初期段階の対策としては、殺虫剤・殺菌剤を部分的に吹きかけるなど、様子をみて自然治癒をさせましょう。むやみに吹きかけるのはよくないので、注意が必要です。
ウランベータは、なんといってもハート型の大きな葉っぱが印象的!ウランベータの葉は、柔らかく丸みをおびていて、先端は長くとがっていることから風水効果と置き場所をみていきますね。
- ハート型の葉は、「愛」を意味し、恋愛・出会い運アップに効果的。⇒置き場所は、恋愛運を高める南・南東・西側がベスト。また、出会い運アップには、気が入り込む玄関や寝室がおすすめ。
- 丸い葉は、「調和」。周囲の人と丸く調和していく運は、リラックス効果をアップさせる。⇒置き場所は、家族の集まるリビングや人が多く集まるオフィスなど。
- 葉の先端の細くとがった形は、「鋭い気」があり、邪気をはらったり魔除けの効果がある。⇒置き場所は、鋭い直観力で金運や仕事運さらに仕事効果アップにつながるオフィスや書斎・勉強部屋に置くとよい。
フィカス・ウランベータの花言葉は、「永久の幸せ」「すこやか」「夫婦愛」の意味があります。
それは、ウランベータは室内で季節問わずに育てることができる生命力の強さから「すこやか」と意味づけられました。そのため、誕生日祝いやお祝い・母の日・開店祝いなどお祝いごとに贈られることが多いです。
エバーフレッシュ
エバーフレッシュは、小さな葉が身を寄せ合うような繊細かつ爽やかで可愛らしい姿の観葉植物で、インテリアに取り入れやすいため人気があります。
- 科名:マメ科
- 原産地:メキシコ~中央アメリカ・エクアドル
- 耐陰性:普通
- 耐寒性:普通
- 乾燥:弱い
マメ科コヨバ属の常緑樹であり、鳥の羽のような小さな葉っぱが何枚も連なって並んでいる姿はキュートで個性的でもあります。同じマメ科・ネムノキの仲間で夜になると葉っぱを閉じて眠る性質(睡眠運動)を持っており、「まるで人間みたい!」と親近感を持ってしまうのもエバーフレッシュの人気のひとつです。
中南米やエクアドルなどの暖かい地域を原産地とし、銀地では30mを超すほど成長します。日本で販売されているのは、机やテーブルなどに飾られる高さ10センチ~2メートル 近くまで伸びた大型サイズがあります。
クリームイエローのふわふわした可愛らしいお花が咲きます。春~秋の間に小さな緑色のお花のつぼみが徐々に大きくなりタンポポのような綿毛のような柔らかい印象のお花を咲かせます。
睡眠(就眠)運動とは…
葉の開閉運動。夜間に葉から水分が蒸発するのを防ぐため。朝になると、再び葉っぱをいっぱい開いて日光を受ける。
エバーフレッシュは、日当たりが良い場所を好みます。耐陰性はある程度ありますが日陰にずっと置いておくと枯れてしまうので、日当たりの良い窓際などに置くと良いとされます。ただ、頻繁に置き場所を変えると日光に当たる量が急激に増えたり減ったりすると枯れてしまい、環境が変化すると敏感に反応してすぐに葉を落としてしまうので注意が必要です。
暖かい季節なら、バルコニーで育てることも可能です。ただ、急に直射日光を当ててしまうと葉焼けなどになるので、少しずつ外に出す時間を増やして日光に慣らしていきましょう。
寒い季節は、エバーフレッシュは中南米などの熱帯地域の植物なので寒さに弱いです。そのため、10℃以上の暖かい室内での管理をし、ガラス越しに日光が入るような場所に置きましょう。
エバーフレッシュは、気温が低い時期に休眠するので、季節や気温によって水やり方法を変えてください。
春~秋の気温が高い季節は、エバーフレッシュの成長期であり、この時期は土の表面が乾いていたら水をたっぷり与えます。一方、気温が低い冬は、成長が緩やかになり、土の表面が完全に乾いてから2~3日後に水やりをするくらいで良いです。
葉水(霧吹き)は、葉が乾燥しないようにするのもありますが、害虫予防のためにも1日1回は霧吹きすると良いでしょう。
ハダニ・カイガラムシ・アブラムシに注意しましょう。害虫は、早期に駆除しないと炭そ病(スス病)を誘発します。剪定をして風通しをしたり、水やり回数に気をつけて水はけを良くしたり気をつけましょう。
乾燥した室内では、ハダニが付きやすいので、こまめに葉水をして予防をします。
炭そ病(スス病)とは…
エバーフレッシュの育成期である春~秋にかけて、葉や茎のカビが繁殖して黒い斑点ができる病気のこと。風通しの悪い・湿度が高い・ 水はけが悪い場所や環境などに発生しやすい。
- 恋愛運アップ⇒風水では、繊細で風になびくような植物には、良縁があるとされており、エバーフレッシュが風に揺れる姿はまさに繊細そのもの。人との接点がある玄関や窓に置く。恋愛運に最適な方角は、南東。
- 出会い運アップ⇒エバ―フレッシュの小さな葉っぱが身を寄せ合うことから、チームワークを発揮する場面にも効果的。また「人と人の結びつきを強める」効果がある。出会いがあるエントランスや会議室などに置くのがおススメ。
- 落ち着き・癒し効果を与える⇒風水では、下向きに垂れ下がった葉っぱが落ち着きを癒し、精神の安定を与えるとされている。また、葉っぱが下向きに垂れ下がるように成長することから空間をリラックスさせる空気を発してくれるでしょう。ゆったりと過ごすリビングや寝室が最適。
ネムノキの仲間であるエバーフレッシュに、ネムノキが持つ花言葉の「歓喜」「胸のときめき」という幸せでロマンティックな花言葉をも持っています。
エバーフレッシュは、恋愛運や出会い運アップなど人とのつながりに最適とされている観葉植物としてビジネスや家庭への贈り物として喜ばれます。
観葉植物を入れる鉢選びって、いろいろな種類があって迷いますよね。そんなあなたにお話しするので、参考にしてくださいね!
鉢サイズは、「1号=3㎝」です。ココでは、大型観葉植物について書いているので、鉢サイズでいうと約7号~12号あたりのことをさします。
- 7号⇒直径21㎝
- 8号⇒直径24㎝
- 9号⇒直径27㎝
- 10号⇒直径30㎝ ~以下12号まであり
- 大きなサイズ⇒高さ140~180㎝・9~10号鉢サイズ
- 中くらいサイズ⇒高さ60~120㎝・6~8号鉢サイズ
役にたってくれると嬉しいな!
フィカス・ベンジャミナ(ベンジャミン)
フィカス・ベンジャミナ(ベンジャミン)は、日本国内でも大変ポピュラーな観葉植物です。こちらで紹介しているフィカス・ウランベータと同じフィカス仲間でもあり、インドやネパール・タイでは、「聖木」ともいわれ大切にされている木です。
- 科名:クワ科
- 原産地:熱帯アフリカ~東南アジア・オーストラリア
- 耐陰性:ある
- 耐寒性:普通
- 乾燥:普通
緑色で光沢ある鮮やかな葉っぱが魅力のベンジャミナ(以下、ベンジャミナと呼ぶ)は、原産地では高さ20メートル以上の高さになり、ゴムの木の仲間のため幹や木を切ると切り口から白い樹液を出します。
最近は、室内では葉が枯れやすいこともあり球形のトピアリーに仕立てられ、葉は先がとがった卵型で端正な姿であり下ほうこうに葉を生やします。幹を三つ編みらせん状にしたベンジャミナも人気です。
ベンジャミナは、イチジクの仲間であり、毎年は咲きませんが実のような花を咲かせる特徴があります。ただ、その花は特徴ある花の付き方のため外からはみることができません。
ベンジャミナは、暖かいところを好むので、最低10℃以上は必要です。耐陰性が強いですが、日光を好むので室内では日当たりの良い・風通しの良い場所に置くと良いです。室内ではどうしても日当たり不足になるので、寒さで生存のため内部の葉から落ちてしまいます。
土の表面が乾いたら、鉢底から染み出るくらいたっぷりとお水を与え、乾燥を防ぐために霧吹きをしましょう。ただ、初心者の方は毎日のように水やりをしすぎてしまうと、ベンジャミナは水分過剰になり根腐れを起こすので注意が必要です。
風通しが悪いと、ハダニ・カイガラムシが発生しやすいので注意しましょう。特に目立つ病気はありません。
なお、乾燥気味ですと葉の表面の光沢がなくなり、薄い膜を張った状態になります。
- ベンジャミナの風水における役割は、人間関係などを円滑にする効果があるといわれ、家全体の気をうまく流す役割を持つ。
- 喜びをもたらす効果・東南や北西向きに置くことで仕事運や社交運に効果がある。
- 置き場所は、家族のそろう場所が良い。
ベンジャミナの花言葉は、「永遠の愛」「友情」「信頼」「結婚」を持っています。幸福をもたらす木としてどんなシーンとしてのプレゼントにも最適です。
シェフレラ・アルボリコラホンコン
シェフレラ・アルボリコラホンコンは、成長が早く丈夫で育てやすいため、とても人気のある種類です。日本では、「カポック」と呼ばれていて種類が150種類以上ある常緑低木です。そのなかで、人気があるのがシェフレラ・アルボリコラホンコンです。(以下、アルボリコラと呼ぶ)
なお、本来のカポックは、アオイ科の別の種類です。
- 科名:ウコギ科
- 原産地:台湾・中国南部
- 耐陰性:ある
- 耐寒性:ある
- 乾燥:強い
シェフレラホンコンは、多くの呼び名を持つので混同するかもしれません。そのなかで、アルボリコラは広く親しまれており、丸みのあるこぶしをぱっと広げたような可愛らしい葉型が特徴です。関東などでは、屋外で大きく育って花や実をつけているのも見られます。
日本では「カポック」と呼ばれていますが、海外の方には「カポック」と伝えても通じません。
アルボリコラは、熱帯地域に生息しているため、日当たりを好み耐陰性のある観葉植物です。日光に当てるほど葉のツヤが良くなり、安定感のある姿に成長していきます。ただ、直射日光の強い光に当てると葉焼けしやすく、反対に暗めの場所へ置くと日光不足から葉落ちしたり枝が徒長(ヒョロッと細長く伸びてしまうこと)したりバランスが崩れてしまいます。
室内では、レースのカーテン越しに優しい光が届く場所であれば、アルボリコラの美しいツヤの良い葉をキープすることができます。冬の寒さには弱く、5℃以下になる場合は室内の暖かい場所に置いて管理するようにしましょう。
アルボリコラは、水が大好きな観葉植物ですが、乾燥にも強く少し水やりを忘れても問題はありません。逆に、水を与えすぎると根腐れを起こし枯れてしまう原因になるので、乾燥気味に育てる方が元気に育ちます。
水を与えるタイミングは、土表面がしっかり乾いてからたっぷりと与えます。
アルボリコラの生長が活発になる5~10月の秋にかけて茎や葉にハダニやカイガラムシ・アブラムシが発生します。ハダニは、葉が乾燥すると発生しやすいので、こまめに葉水をしましょう。
- アルボリコラ含むシェフレラホンコンは、丸い葉の植物は気持ちを落ち着かせる作用があるといわれ、上向きの葉は活発な気を発し全体的に運気を上げてくれる頼もしい観葉植物である。
- 玄関エントランス⇒「気を迎える場所」であり「幸運の気が入ってくる場所」で幸運を招く玄関に、上向きの葉とリラックス効果のあるシェフレラホンコンは、陽の気を持ち家全体の運気をアップさせてくれる。
- リビング⇒家族が集まりゆったりとした時間を過ごす場所に、丸い葉のシェフレラホンコンを置くことで、心を落ち着かせ安らぎをもたらし家庭円満につながる。
- 寝室⇒気を落ち着かせる丸い葉が寝室に最適。風水では、就寝中に「運気をとりこみ貯める場所」とされ、全体や仕事運をあげるために玄関の次に重要な場所である。
アルボリコラ含むシェフレラホンコンは、どんな環境でも元気にひた向きに育つことから、「とても真面目」「実直」という花言葉を持っています。就職祝いや人生の新たな門出をむかえる方へのプレゼントとしても喜ばれるでしょう。
室内に置く大型観葉植物のおすすめ5選・まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
この記事では、特に人気のある大型観葉植物を紹介してみましたが、これからあなたは、安心してお気に入りの大型観葉植物を見つけることができそうでしょうか?
大型観葉植物を選ぶポイントとしては、
- 目的に合った縁起の良い風水効果・花言葉を選ぶ
- 場所に合った観葉植物の特性を知る
- 置く場所に合うかたちの観葉植物を選ぶ
- 観葉植物に合った鉢選び・サイズ
を、頭に入れながら購入されると失敗が少なくなります!
この記事を読んで、あなたが、お家や部屋で快適にリラックスして過ごせるお気に入りの大型観葉植物が見つかりますように。