今年2024年もお盆の時期になりましたね。
故人への感謝と供養の気持をこめてお花を供える方が多いでしょう。
お盆は、先祖や故人を敬い感謝する大切な機会であり、お盆にふさわしい花の種類や選び方・マナーを知ることで故人への想いを伝えることが重要となります。
ですが、実際には…お盆お花のマナーや知識が不足している方もいると思います。
そんな方に向けてこの記事では、HPの管理人兼難聴フローリストである花師ミナ(@hanashimina8737)が、下記をお伝えしますね。
- 2024年お盆の花市場の様子とコロナ余波について
- お盆期間(2024年含む)とお供えマナー
- お盆の花種類
この記事を読み終えている頃は、故人である大切な人への想いをお盆お花に込めて、感謝と供養をすることができていると思います!
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お盆の花市場状況【2024年】
2024年の夏は、連日猛暑の影響で生花の値段が高騰している状況です。
特に、お盆の花として需要の高いキクの花がお盆前1週間で2割ほど値上がりしています。
参考引用:お盆を前にキクの花が高騰 需要の高まりと猛暑で 鹿児島市(鹿児島ニュースKTS) – Yahoo!ニュース
【お盆の花】2024年コロナ余波状況について
厚生労働省は2日、全国の定点医療機関から7月下旬の1週間に報告された新型コロナウイルスの新規感染者の数は1医療機関当たり14.58人で、前週比1.07倍だったと発表した。12週連続の増加で流行の「第11波」の状況が鮮明になっている。
コロナ禍では例年、夏休み中の特にお盆明けに感染拡大する傾向を示している。同省は医療費の公費支援が終わって感染症状が出ても検査や診察を受けない「隠れ感染者」も少なくないとみて、今夏のさらなる感染拡大を警戒している。また夏風邪とも呼ばれる手足口病やヘルパンギーナなどの幼児の感染症も増加傾向だ。
同省によると、発症原因ウイルスはオミクロン株の中でも広がりやすいとされる変異株「KP.3」が主流。KP.3は昨年から今年にかけた冬に多く検出されたオミクロン株「JN.1」から派生し、4~5月ごろに主流となった。これまでの変異株より免疫を逃れる力が強く感染しやすいとの分析結果もあるが、症状や病原性はこれまでの変異株と大きく変わらないとの見方が多い。
厚労省はこれまでに感染症に詳しい有識者から全国の医療機関や高齢者施設などでの感染状況に関する情報を収集した。同省関係者によると、流行の第11波は明らかで、お盆休みが終わった後も流行が拡大する可能性があるという。
参考HP:新型コロナ 全国の感染状況 患者数 10週連続増加 九州で多く 新変異株「KP.3」とは?症状は? | NHK | 新型コロナウイルス
参考HP:新型コロナは「11波」鮮明でさらに拡大も 幼児の感染症も増加し、厚労省が注意呼び掛け | Science Portal – 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」
【お盆の花】お盆期間やお供えマナーについて
いざ亡くなった方へお盆やお供えの花を贈る際に、知っておくとよいマナーや知識があると便利です。
故人をはじめその地域や家族や親せきなど、周りに迷惑をかけることは減ると思います。最低限知っておくとよい「お盆期間やお供えマナー」をお伝えしますね。
お盆期間について
- 7月13日~16日(新盆)…東京都・神奈川県・石川県・静岡県の各一部の地域
- 7月31日〜8月2日…東京都多摩地区の一部の地域
- 8月13日~16日(旧盆・月遅れ盆)…7月にお盆を行なう地域以外のほぼすべての地域
- 8月中旬~9月上旬…沖縄県
お盆の期間は、一般的には新暦の8月13日~16日の4日間の場合が多いです。
一部地域では旧暦の7月13日~16日または、沖縄県では8月中旬~9月上旬に行う場合もあり、地域によって異なります。なお、地域によってどちらかの月で年1回の行事で行います。(7月8月の両方でお盆をしなければいけないということはありません)
一般的には、8月13日~8月16日の4日間です。なお、ご家族の皆さまが集まる日やお寺の都合などによって、多少前後する場合もあります。
一方、東京など一部地域では新盆があり、7月13日~16日があります。
お盆のお供え花を贈るマナー
お盆や仏事などにお供えする花は、基本的に3本・5本・7本…と奇数の本数がよいとされています。
理由は、日本には「偶数→陰数、奇数→陽数」とする風習があることから、
偶数は、「割り切れる数字」=「故人と縁が切れる」
と連想されるので偶数は避けましょう。
お墓などに供える仏花は、「2束で1対」として左右に用意します。その花はだいたい3~7本くらいの本数がちょうど良いでしょう。
仏事にお供えする花の色に決まりはないですが、落ち着いた色合いでまとめるのがよいとされています。
- 3色…主役メインの色が「白・黄色・紫」
- 5色…メイン「白・黄色・紫」 + 差し色として「赤・ピンク」を加える
が、一般的とされています。
基本は、3色(白・黄色・紫)ですが、加えて5色にすると…全体的に明るく見映えもよくバランス的にまとまりがよくなります!
仏花などをお供えする際に、飾る時の向きというのもあるのです。一般的には、「向下相」=ご先祖さまのお墓に向けて供養する地域が多いです。
意外と気にされている方がいるかもしれませんが、お盆花は造花でも問題ありません。また、故人へのお盆のお供え花では、最近では流行りのプリザーブドフラワーを贈る方もいらっしゃいます。
お盆に供える花として大事なのは「長持ちする(花持ちが良い)」こと。
ただ、造花は「死に花」とも呼ばれるため、ふさわしくないという意見もあります。地域の風習やご家庭の都合や考え方に合わせて、ご自身の判断で生花か造花かを選ばれるとよいと思います!
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【お盆の花】亡くなった方が好きだった花を贈る
定番のお盆お花のマナーを、お伝えました。
それはあくまでもお盆は、ご先祖様や故人を偲び供養することが目的であり最低限のマナーさえ守れば…必ずしも定番やルール・マナーにこだわる必要はありません。
故人が生前好きだった花・好きな色を、仏壇やお墓にその花を飾るのもよいでしょう。
その方が、亡くなった故人もきっと喜ばれると思います!
ただ、その地域の風習やご家族のルールまたはまわりのお墓に迷惑がかからないような花や飾り方で、故人が飾ってもらえたら嬉しいお花をお供えをするとよいでしょう。
お供えのお花やアレンジの注文をしたい方は、下記のオンラインSHOPで注文してみてはいかが。
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【お盆の花】故人に贈る花の種類について
お盆やお供えのお花の種類は、特に厳格には決まっていません。
ただ、定番のお花にふさわしくない避けるべきお盆お花があるので、この記事で確認をしていきましょう!
お盆の花種類・定番おすすめ
避けたい花の種類や特徴
お盆やお供え花には、避けたい種類があります。あえて、「トゲのない香りが強くない花」を選びましょう。
理由は、仏教の風習により下記のとおりです。
- トゲがある花…アザミ、バラなど
- 黒い花…クロユリ など
- 香りが強い花(異臭がする花)…ヤマユリ など
- 毒のある花…水仙、彼岸花 など
上記の花は、ケガや死など不吉なことを連想させたり、周囲に迷惑をかけてしまうということで避けています。理由は、ご先祖様があの世で肩身の狭い思いをするためです。
お盆お供え花は、基本亡くなった故人の「好きなお花と色の入ったお花」を選ぶとよいでしょう。
まとめ
2024年のコロナ余波状況と猛暑によるお盆お花の高騰化の影響があります。
2024年も定番のお盆お花の種類と共に、造花やプリザーブドフラワーを贈る最近の流行がみられます。定番の種類として代表的な例をあげましたが、それぞれの花に意味があります。
また、避けるべきお盆お花の種類や本数の注意を知ることで、故人へのマナー配慮になります。
最後に、お盆お花は、形式マナーだけでなく故人を偲ぶ気持ちが最も重要であり「故人への敬意と想い」を表す大事な習慣です。
お盆お花を贈ることで、亡くなった故人への生前の想い出に馳せりながらも私たちの想いが届くことでしょう!